司馬『項羽と劉邦』(新潮文庫中巻P239)
劉邦は一座を情けなさそうに眺めまわして、「どれもこれも、能なしの役立たずばかりだ」・・・周勃たちは別に傷つかなかった。それよりも目尻に涙をためて心底から落胆している劉邦を見て、たれもがふしぎなほどに、愛情を覚えた。
池宮『遁げろ家康』(朝日文庫上 P181)
家康は、情けなさそうに、一座を眺め廻した。「どれもこれも、能なしの役立たずばかりだ」・・・並み居る将士は傷ついた様子を見せなかった。それより目に一杯涙をたたえて嘆く家康を見て、誰もがふしぎなほどの愛情を覚えた。
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Author:白旗
軍記物を読むのが好きな
ただの清和源氏オタクです。